日本労働組合総連合会は6月の「男女平等月間」に合わせ、女性が働き続けられる環境づくりを目的として労働環境実態を調査した結果を発表した。それによると、女性の2割前後がセクハラ(セクシュアルハラスメント)、パワハラ(パワーハラスメント)を受けた経験があることが分かった。
学校卒業後に働いた経験がある18歳から59歳の男女1000人を対象に、職場で不利益な取り扱いにつながったことを聞いたところ、「セクハラ、パワハラを受けたこと」(8.8%)と「病気やけがによる休業」(8.2%)が1割近くを占めた。女性ではこのほか、「結婚」「妊娠」「産休の取得」「育児休業の取得」「育児中であること」も挙げられ、結婚や妊娠、子育てが不利益な取り扱いにつながっているケースが見られた。
セクハラを受けた経験がある人は全体の9.9%、パワハラを受けた経験がある人は全体の24.3%にのぼった。女性でセクハラを受けた人は17.0%、パワハラを受けたことがある人は21.6%だった。男性ではそれぞれ2.8%と27.0%となる。
本記事は、日経BP社の女性向けサイト「日経ウーマンオンライン」向けに弊社が執筆した記事「女性の2割、パワハラ・セクハラ経験あり」の一部です。全文は、日経ウーマンオンラインのサイトにてお読みください。