家事に不慣れな夫が行う家事に対して妻が不用意にダメ出しをする「妻の家事ハラ」について、旭化成ホームズの共働き家族研究所が調査した結果によると、夫の7割近くが家事ハラを受けたことがあるという。また、妻が査定する夫の家事の時給は平均「804円」で、夫自身の査定平均「1008円」より200円以上安い。
調査では、30歳代—40歳代の子育て中(末子が6歳以下)の共働き夫婦(妻がフルタイム勤務)を対象にアンケートを実施した。家事を「よく手伝う」および「たまに手伝う」という夫のうち、65.9%が妻から家事ハラを受けたことがあると答えた。家事ハラが「必ずある」(8.0%)と「よくある」(15.8%)を合わせると、23.8%が高頻度で家事ハラを経験している。
妻の家事ハラが発生しやすい家事は、「食器洗い」が1位、「洗濯物を干す」が2位に挙げられた。家事ハラの具体的な内容を聞くと、夫が受けた指摘のトップ3は「やり方が(妻のルールや手順と)違う」(42.6%)、「やり方が雑、ちゃんとしていない」(39.8%)、「やり方が下手」(26.3%)だった。一方妻も、「やり方が雑」(40.1%)、「やり方が違う」(36.2%)と指摘してしまうことが多く、「不経済(使いすぎ、余計である等)」(30.7%)が続いた。
本記事は、日経BP社の女性向けサイト「日経ウーマンオンライン」向けに弊社が執筆した記事「夫の家事参加を遠ざける「家事ハラ」に注意」の一部です。全文は、日経ウーマンオンラインのサイトにてお読みください。