株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年6月11日

米AMDがIntel訴訟で大規模なキャンペーンを展開,その意図はどこに?

2005年7月15日

 米AMDが米国で米Intelを提訴した後,事態は世界に飛び火した。米国での提訴からわずか2日後,日本AMDが,Intel社の日本法人インテルによる違反行為で損害を受けたとして約60億円の賠償請求訴訟を起こした(関連記事)。7月12日には欧州委員会と関係当局がIntel社とコンピュータ関連企業などを立ち入り検査した。

 Intel社は同社の商慣行が公正かつ正当なものと主張しているが,AMD社は欧州委の捜査を歓迎する声明を発表,米国で同社の主張を訴える広告を大手新聞に掲載するなど,異例とも言える大規模なキャンペーンを展開している。今回は,このIntel訴訟とAMD社のキャンペーンの意図について,米メディアの報道を見ながら考えてみたい。

歴史的な和解から10年

 まずはAMD社とIntel社の関係の経緯について簡単に振り返ってみる。両社間の争いの歴史は長い。1980年代半ばの386プロセサを巡る争いから始まり,1991年にはAMD社が米国で独禁法違反訴訟を起こした。後に,Intel社に1000万ドルの賠償金支払い命令といった判決を経て1995年,AMD社とIntel社はすべての係争に決着をつけ和解した。

続きを読む
xTECH

本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「米AMDがIntel訴訟で大規模なキャンペーンを展開,その意図はどこに?」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。

タグ: 386プロセッサー, 64ビット, AMD, Intel, x86, デュアルコア, 訴訟

最新の記事

  • エヌビディア、中国市場で逆風か 当局の環境規制が収益に悪影響及ぼす恐れ 中国IT大手に購入抑制を要請(2025年06月08日)
  • エヌビディア、上海に研究開発拠点を計画 米規制下の中国市場で競争力維持狙う AI半導体大手、輸出規制に対応しつつ現地ニーズ取り込みへ(2025年06月06日)
  • AI開発「利益優先」の危うさ シリコンバレー巨大テック、安全性・研究軽視か 専門家警鐘 AI覇権争い暴走の瀬戸際 安全性確保へ業界の自制問われる(2025年06月05日)
  • 米IT大手、サウジとAI大型契約締結 トランプ氏歴訪で巨額投資誘致 NVIDIA・AMDがチップ供給、サウジは「AIハブ」目指す動きを活発化(2025年06月04日)
  • アマゾン傘下の自動運転企業がロボタクシーサービス、テスラとの競争激化へ グーグル系に次ぐ2位狙う(2025年06月03日)
  • 米中関税引き下げ、SHEIN・Temuに猶予期間 デミニミス復活なく根本解決には至らず 在庫補充の好機か、ビジネスモデル転換は継続(2025年06月03日)
  • エヌビディア、AI投資で5000億ドル支出へ 異例の規模で経済界に衝撃 米国内生産を強化(2025年06月01日)
  • エヌビディア、AI需要追い風に売上最高更新 対中輸出規制下でも成長持続 データセンター部門9割弱、純利益は伸び鈍化も高水準維持(2025年05月30日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント