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iPhone 15の売れ行きはいかに、背景に米中対立とファーウェイスマホの半導体

2023年10月19日

2023年のスマートフォン市場は出荷台数が前年割れとなり、低迷が続くと予想されているが、米Apple(アップル)がこのほど発売した新型スマホ「iPhone 15」シリーズは好調なスタートを切ったようだ。

世界最大のスマホ市場である中国では発売日の23年9月22日、上海のアップル直営店で100人以上の顧客が列をつくって注文品の受け取りを待っていた。中国メディアは、行列は午前5時にでき始めたと報じた。ただ、中国・華為技術(ファーウェイ)が23年8月に発売した最新スマホには比較的高性能の半導体が搭載され、アップルの強力なライバルになると指摘されており、最新iPhoneの中国での販売動向が注目を集めている。

iPhone 15発売、中国の反応は

ロイター通信によると、23年9月15日に始まったiPhone 15シリーズの予約注文には勢いがあり、市場関係者の懸念を和らげた。中国のアップルオンラインストアでは予約受付直後から、納期が11月にずれ込んだ。アリババ集団の通販サイト「天猫(Tモール)」では、販売開始から1分で上位機種の在庫がなくなった。

だが、全く別の報道もある。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は23年9月13日、iPhone 15シリーズは、中国では大きな盛り上がりを見せなかったと報じた。一部の熱心なアップルファンは夜遅い時間まで起き、米国から発信される新型iPhoneの発表を見守った。しかし月間ユーザー数が5億7000万人に上るといわれる中国SNS(交流サイト)、微博(ウェイボ)では、iPhone 15はトレンドトピックに入らなかったという。

アップルは今回、画面サイズが6.1インチの「iPhone 15」、6.7インチの「同15 Plus」と、それぞれの上位機種に当たる「同15 Pro」「同15 Pro Max」を発表した。シリーズ4機種すべてに4800万画素のカメラ機能を搭載した。上位2機種は3カメラ構成で、メインカメラは24mm、28mm、35mmの3つの焦点距離を切り替えられる。超広角カメラの焦点距離は13mm。望遠カメラの焦点距離はProが77mm、Pro Maxが120mm。Pro Maxは「iPhone史上最も長い焦点距離120mmで5倍の光学ズームを提供」(アップル)し、3Dセンサーシフト光学式手ぶれ補正を備える。

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本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「iPhone 15の売れ行きはいかに、背景に米中対立とファーウェイスマホの半導体」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。

タグ: 7nmプロセス, Apple, iPhone 15, SMIC(中芯国際集成電路製造), TSMC(台湾積体電路製造), インド市場, スマートフォン, ファーウェイ(華為技術), 中国, 半導体, 対中規制, 米中対立

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