米AppleのSteve Jobs最高経営責任者(CEO)が1月17日(米国時間)、病気療養のため休職すると発表した。これはJobs氏が従業員にあてた電子メールで明らかにしたもので、この中で同氏は「重要な戦略的意思決定には関与する」としたうえで、日常業務はTim Cook最高執行責任者(COO)が代行すると説明している。
ただ同氏は「取締役会が休養を認めてくれたため自分の健康に専念できる」とだけ述べており、具体的な病状については明らかにしていない。同氏は2004年には8月から9月にかけて休職し、膵臓(すいぞう)がんの手術を受けている。2009年1月には「6月末まで」と期限を示して休職に入り、このときもCook COOがJobs氏の代行を務めた。AppleはJobs氏がこのとき肝臓移植を受けていたことを後になって公表している。
同氏は今回の復帰時期について「できるだけ早く」とするにとどめており明言を避けているが、このことが投資家をはじめ消費者にも懸念を与えていると米欧のメディアが報じている。ちょうどこの日、米国はキング牧師誕生日の祝日ですべての株式市場は休場。今回の発表はこのタイミングを選んで行ったと見られているが、ドイツ・フランクフルトの株式市場ではApple株に売り注文が集中し、一時前週末比8%超下落した。

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