楽天がまとめた2011年12月期(1―12月)の連結業績は、最終損益が11億円の赤字だった。前年は349億円の黒字。主力のショッピングサイト事業が好調だが、クレジットカード事業の再編に伴い840億円の特別損失を計上した。
売上高は前年比10%増の3799億円、営業利益は12%増の713億円で、いずれも過去最高を更新した。
モール型ショッピングサイト「楽天市場」は震災直後に一時的な影響を受けたが、以降は日常消費などに利用され早期に回復し、オンライン書店「楽天ブックス」なども含めた国内EC(電子商取引)流通総額は前年比15%増となり、1兆円の大台を突破した。スマートフォン経由の流通総額も伸長した。旅行予約サイト「楽天トラベル」なども震災直後は予約のキャンセルが発生したが、パッケージ商品の拡充、クーポン発行が奏功し、予約流通総額は前年比15%増となった。これらインターネットサービス全体の売上高は20%増の2285億円、営業利益は13%増の657億円となった。

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