離れたところから身ぶり手ぶりで、電子機器を操作するシステム「Kinect(キネクト)」が、Windowsパソコンからビジネス用途で使えるようになる見通しだ。開発元の米Microsoft(MS)が2012年2月から、米国や日本を含む12カ国で「Kinect for Windows」の商用版を販売する。米国での販売価格は249ドル(約1万9000円相当)。
Kinect for Windowsの商用版は、Windowsパソコンなどに接続して人体の動きを追うセンサーに、ソフトウエア開発キット(SDK)などが付属する。対応OSはWindows 7のほかWindows 8 Developer Preview。まずは、Kinectに対応したアプリケーションやサービスを考えている企業などが、パッケージを購入して開発に取り組む。トヨタ自動車やドイツ電機大手Siemens(シーメンス)、米金融大手Citigroup(シティ)、米航空大手Boeing(ボーイング)、American Express(アメックス)、欧日用品大手Unilever(ユニリーバ)などがすでに採用を決めているという。
Kinectはもともと、MSの据え置きゲーム機「Xbox 360」向けのシステム。身ぶり手ぶりでゲームを操作でき、2011年には1800万台を販売している。

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