米Google(グーグル)は、同社のモバイルプラットフォーム「Android(アンドロイド)」を搭載したスマートフォンを店舗の読み取り機に軽くタッチすることで決済が行えるサービス「Google Wallet(グーグルウォレット)」を米国で開始した。5月以来フィールドテストを実施していたが、まずは米Sprint Nextel(スプリント・ネクステル)が販売するスマートフォン「Nexus S 4G(ネクサスS 4G)」を対象に正式提供に移行した。
近距離無線通信(NFC)を利用するGoogle Walletは、米First Dataの電子決済処理技術を採用し、米MasterCardの決済システム「PayPass」の読み取り機に対応する。当初支払いに利用できるのは米Citiのクレジットカード「Citi MasterCard」とGoogleの仮想プリペイドカード「Google Prepaid Card」に限られるが、将来的には米Visa、米Discover、米American Expressのクレジットカードも利用可能になる見込み。
Nexus S 4Gではソフトウエアアップデートを介してGoogle Wallet機能が追加される。専用アプリケーションでCiti MasterCardのアカウント情報を入力し、Citiがこれを承認すると端末のチップにデータが記録され、Google Walletによる決済が可能になる。Citi MasterCardを所有していないユーザーは、アプリケーションでGoogle Prepaid Cardを指定して、他のクレジットカードからGoogle Prepaid Cardにチャージする。

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