理化学研究所(理研)と富士通が共同開発しているスーパーコンピュータ(スパコン)「京(けい)」の性能が世界1位を獲得した。ドイツ・ハンブルクで開催した第26回国際スーパーコンピューティング会議ISC’11が、スパコンのランキング「TOP500」を更新し、日本が2004年6月以来、7年ぶりにトップに返り咲いた。
スパコン「京」は文部科学省が推進するプログラムのもとで、理研と富士通が共同開発しており、2012年の共用開始を目指して2010年10月から搬入、据え付け、調整を進めている。今回は整備途中の段階で性能を確認するためにテストを行った。
テストはTOP500のランキングを決める際の指標になるLINPACK(リンパック)方式で、世界最高性能の8.162ペタフロップス(毎秒8162兆回の浮動小数点演算)を達成した。理研と富士通は、数万個のCPUとそれらを相互に接続する仕組み、さらにハードウエアの性能を引き出すソフトウエアの成果としている。
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