2011年の通信業界は、第3.9世代ともいわれる「LTE」方式の高速通信サービスの普及が市場の期待より遅れる一方、公衆無線LANサービスが携帯電話回線を補う形でスマートフォンやタブレット端末の通信方法として拡大する。こうした予測をデロイト トウシュ トーマツがまとめた。
LTEの普及が遅れるのは、世界的に第3世代(3G)携帯電話回線を利用したサービスの“寿命”が延びているため。また一部の携帯電話会社が3Gサービスの周波数帯域を十分に活用していないため、各国でLTEの採用が予想より遅れるという。
日本は過去に3Gサービスを世界に先駆けて導入したため、時代を先取りしすぎ、携帯電話市場の閉鎖性を高め、端末メーカーなどの海外進出を難しくする結果になったと、デロイト トウシュ トーマツは分析する。そのため日本の携帯電話会社は現在、LTEを世界で最初に導入することを故意に避け、ほかの国とともに世界の市場をけん引する方法を選択しているという。
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