ニフティがまとめた2011年3月期(2010年4月―2011年3月期)の連結業績は、純利益が前年比2割増となった。インターネットの検索連動型広告(リスティング広告)が好調だったほか、クラウドサービス「ニフティクラウド」も順調に利用企業数が増加し、収益に寄与した。
売上高は前年比1.5%増の1,035億円で、営業利益は同32.8%増の37億円、経常利益は31.9%増の34億円。投資有価証券の評価損や、東北地方太平洋沖地震の寄付金3,400万円を拠出したことから、純利益は前年比21.5%増の17億円となった。
事業別にみると、Webサービス事業の売上高は156億円、営業利益は10億円。特にリスティング広告は検索数の増加や単価の上昇で好調。主婦向けの携帯電話サイト「シュフモ」も利用者数を113万人に伸ばし、広告売り上げが伸びた。震災で広告掲載の自粛、延期はあったものの、業績に与える影響は軽微にとどまった。クラウドサービスでは関連イベントへの出展やサービス内容の拡充が奏功し、利用企業数は2011年3月末で700社を超えた。
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