2011年夏の電力不足を乗り切るため、従来の働き方を変え、2―3時間の長い昼休み(シエスタ)をとったり、在宅勤務を活用したりして電力需要のピークを避ける工夫が有効。こうした提言を、日本の学術団体の1つ、化学工学会がまとめた。
「震災に伴う東日本エネルギー危機に関する緊急提言」としてまとめた。化学工学会は、2011年夏に東京電力のサービスエリアで予想される1,000万kW(キロワット)近くの電力不足対策として「電力供給の増強」「電力需要の抑制(節電)」、そして「電力需要のシフト」の3つが重要だと指摘する。
電力供給の増強については、電力会社の努力に加え、家庭・企業が設置する太陽電池などの効果で、350万kWの増加が可能と見込む。節電については省電力機器への買い替えやライフスタイルの変化により、ピーク電力需要を280万kW削減できると期待する。
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