来年4~6月期にもIPO(新規株式公開)を計画していると伝えられる米フェイスブックだが、同社はそれと並行して組織拡大計画も進めている。現地時間12月2日、同社は米ニューヨーク市に開発拠点を開設すると発表した。
米カリフォルニア州に本社を置く同社が、初めて西海岸以外の地域に設ける大規模開発拠点となる。来年初めにもマンハッタンのグランドセントラル駅近くに「エンジニアリングオフィス」と呼ぶ施設を開設する予定だ。
同社サイトに1カ月に1度以上訪問するアクティブユーザーの数は8億人以上に上るが、今後さらに人員を増やしてサービス拡充を図り、こうしたユーザーの需要に応えたいとしている。
この開発拠点開設の発表会には、ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏も登場し、イベントは大々的に行われた。
米ウォールストリート・ジャーナルによると、ハイテク産業の促進を優先させるというのが、ブルームバーグ市長第3期目の政策。東海岸の優秀な人材を獲得したいというフェイスブックの考えと一致したもようだ。

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「IPOに向け急拡大するフェイスブック ニューヨークに大規模開発拠点開設へ」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。