半導体メモリーの供給不足による、消費者向け電子機器の価格上昇が本格化している。
米アップルが6月下旬、パソコン「Mac」やタブレット型端末「iPad」の約2〜3割の値上げに踏み切ったことで、業界には衝撃が走った。
これまで強力な買い手であったアップルでさえ、急激なコスト高騰と供給制約の影響を避けられなくなっている。背景にあるのは、生成AIの急拡大に伴うデータセンター向けメモリー需要の急増だ。
本稿では、この「メモリー危機」がもたらす産業界への影響と、今後の課題を米欧メディアの報道を基に客観的に考察する。
スマホからゲーム機まで及ぶ「価格ショック」
メモリー半導体の価格急騰は、多方面のコンシューマー製品を直撃している。

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