生成AIブームに沸くテクノロジー業界において、米アップルの特異な立ち位置が浮き彫りになっている。
同社は自前のAI戦略で出遅れが指摘されながらも、アプリ配信サービス「App Store(アップストア)」を介した手数料収入によって、2026年のAI関連売上高が10億ドル(約1600億円)を突破する見通しだ。
プラットフォームがもたらす実利
3月中旬に公表された米調査会社アップマジック(AppMagic)の分析によると、2025年に生成AIアプリがアップルに支払った手数料は9億ドル(1440億円)近くに達した。
その4分の3を米オープンAIの「Chat(チャット)GPT」が占めた。他社のサービスが普及するほど、プラットフォームを握るアップルに「通行料」が入る構造が鮮明となっている。
同社のAI関連収入は2025年8月単月で、過去最高の1億ドル超を記録した。足元ではダウンロード件数の落ち着きも見られるが、年間10億ドルの大台到達は確実視されている。

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