対話AI「Chat(チャット)GPT」を開発する米オープンAIが10月上旬、半導体大手の米アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)との大規模な戦略的提携を発表した。
AI開発に不可欠な半導体の供給で独占的な地位を築く米エヌビディア(NVIDIA)への一極集中を避け、供給網の多角化を狙う動きだ。
顧客であるオープンAIが供給元のAMDに実質的に出資する異例の枠組みは、AIの覇権争いが、計算資源(コンピュート)の確保を巡る資本ゲームの様相を呈してきたことを示している。
第2の供給元を「育成」、異例の資本提携
提携の核心は、オープンAIが今後複数年にわたり、総電力容量6ギガ(ギガは10億)ワットのAMD製GPU(画像処理半導体)を購入するという大規模契約だ。
この電力容量は、シンガポール一国の平均的な電力需要に匹敵する規模となる。契約の第1弾として、2026年後半にAMDの次世代半導体「Instinct MI450」を1ギガワット分導入する。

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