株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年6月14日

毎年登場の新iPhoneは1つのモデルが必ず落ちこぼれ アップルの「4モデル戦略」は今後成功するのか

2024年12月3日

ここ数年、米アップルが毎年新製品を投入するiPhoneシリーズのうち、1つのモデルだけが売れ行きが芳しくない状況が続いている。それは中間価格帯に位置するモデルだ。

iPhoneシリーズのラインアップは近年、「iPhone」「同Plus」「同Pro」「同Pro Max」の4モデル構成だが、このうち「Plus」の販売が伸び悩んでいる。もし、4つの新モデル全てが堅調に伸び、かつそれらが互いに売り上げを奪い合う、カニバリゼーションを起こすことなく、全体として成長を遂げることができれば、iPhoneの売上高は過去最高を記録した2021年の水準に戻る可能性がある。

「Plus」は上位10モデルに入らず

香港の調査会社カウンターポイントリサーチによれば、24年7〜9月期における世界スマートフォン機種別販売台数ランキングの上位3モデルは、①「iPhone 15」、②「iPhone 15 Pro」、③「iPhone 15 Pro Max」の順だった。一方、「iPhone 15 Plus」は上位10モデルに入らなかった。

他のデータを見ても、Plusモデルが後れを取っていることが分かる。スマートフォンディスプレー業界に詳しい米調査会社のDSCCは、24年10月までの年間パネル調達データを基に、ProとPro Maxモデルのシェアが毎年増加していると分析する。

一方、アップルのスクリーン調達全体に占めるPlusモデル用の比率は22年時点で21%だったが、23年は10%に低下した。24年はやや回復して16%となったものの、PlusはiPhoneの中で最も出荷台数が少ないモデルであることに変わりがない。

続きを読む
JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「毎年登場の新iPhoneは1つのモデルが必ず落ちこぼれ アップルの「4モデル戦略」は今後成功するのか」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: Apple

最新の記事

  • グーグル「AIモード」始動、検索の未来はどう変わるか? 対話型で情報提供、支配力維持へ一手 AI回答エンジンで体験一変? グーグルの勝算と広告収益の行方(2025年06月11日)
  • エヌビディアが台湾にAI戦略拠点とスパコン新設、GPUクラウド市場も創設 米中対立下で供給網強化 次世代コンピューティングの未来図提示、アジア技術の集積地で新たな布石(2025年06月10日)
  • エヌビディア、中国市場で逆風か 当局の環境規制が収益に悪影響及ぼす恐れ 中国IT大手に購入抑制を要請(2025年06月08日)
  • エヌビディア、上海に研究開発拠点を計画 米規制下の中国市場で競争力維持狙う AI半導体大手、輸出規制に対応しつつ現地ニーズ取り込みへ(2025年06月06日)
  • AI開発「利益優先」の危うさ シリコンバレー巨大テック、安全性・研究軽視か 専門家警鐘 AI覇権争い暴走の瀬戸際 安全性確保へ業界の自制問われる(2025年06月05日)
  • 米IT大手、サウジとAI大型契約締結 トランプ氏歴訪で巨額投資誘致 NVIDIA・AMDがチップ供給、サウジは「AIハブ」目指す動きを活発化(2025年06月04日)
  • アマゾン傘下の自動運転企業がロボタクシーサービス、テスラとの競争激化へ グーグル系に次ぐ2位狙う(2025年06月03日)
  • 米中関税引き下げ、SHEIN・Temuに猶予期間 デミニミス復活なく根本解決には至らず 在庫補充の好機か、ビジネスモデル転換は継続(2025年06月03日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント