株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年9月19日

Microsoft、6Q連続の増収増益もAzure鈍化で株価下落 AI事業の中核、前四半期下回る アナリスト予想にも届かず

2024年8月1日

米マイクロソフトが2024年7月30日に発表した2024会計年度第4四半期(24年4~6月期)決算は、売上高が前年同期比15%増の647億2700万ドル(約9兆8800億円)、純利益が10%増の220億3600万ドル(約3兆3600億円)だった。

6四半期連続の増収増益で、4四半期連続の2桁増収、5四半期連続の2桁増益を確保した。だが、生成AI(人工知能)の導入で相乗効果を狙うクラウドコンピューティング事業の伸びが予想に届かず、株価が下落した。

クラウド基盤の増収率、予想に届かず

マイクロソフトの売上高を事業部門別に見ると、全体の4割強を占める主力「インテリジェント・クラウド」部門は前年同期比19%増の285億1500万ドル(約4兆3500億円)。AI事業の中核を担うクラウド基盤「Azure(アジュール)」などの売上高は29%の増加にとどまった。この伸び率は前の四半期の31%を下回り、アナリスト予想の30%にも届かなかった。

マイクロソフトの1株利益は2.95ドル(前年同期は2.69ドル)と市場予想を上回った、だが、AIブームの見通しに対する投資家の不安感が広がり、同日の米株式市場の時間外取引で同社株は一時7%下落した。

これは、サティア・ナデラCEO(最高経営責任者)のAI戦略の中心であるクラウド事業において、わずかな弱さの兆候にも敏感に反応するトレーダーの様子を示していると米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は報じている。「投資家の中には、Azure事業のわずかな変化にも敏感に反応する層が存在する」とアナリストは話している。

続きを読む
JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「Microsoft、6Q連続の増収増益もAzure鈍化で株価下落 AI事業の中核、前四半期下回る アナリスト予想にも届かず」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: Microsoft, 生成AI(人工知能)

最新の記事

  • 米欧デジタル摩擦、新たな火種―関税・制裁のトランプ威嚇が示す統治思想の衝突 自由か規制か、インターネット空間の秩序めぐる攻防(2025年09月17日)
  • 米政府、中国製AIの「思想的偏向」を“極秘”調査 共産党見解に同調と結論、検閲強化も確認(2025年09月14日)
  • xAIの「Grok 4」、マスク氏への“忖度”という根源的問題 創業者の見解色濃く反映する傾向(2025年09月14日)
  • 最短60分でiPhoneが届く!? アマゾンのドローン戦略の新局面(2025年09月12日)
  • 米中対立がもたらす世界スマホ市場の地殻変動、中国でファーウェイ首位奪還 米国で「インド製」急増(2025年09月12日)
  • メタがグーグルと100億ドル契約 AI覇権争いは合従連衡を繰り返すダイナミック展開へ 広告・AIの宿敵がインフラで協業、「協調と競争」時代に(2025年09月12日)
  • アップルAI戦略が転換点、Siri刷新にライバルGoogleの技術採用を本格検討 音声アシスタントの性能向上急ぐ、自社開発の遅れが背景に(2025年09月11日)
  • 米商務長官の「侮辱」発言が火種:中国、NVIDIA製AIチップ購入抑制 「技術への依存」狙う米国戦略に猛反発、「技術自立」へのジレンマ(2025年09月10日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント