株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年7月6日

インテルが数千人削減へ、パソコン市場減速で

2022年10月13日

米インテルが数千人規模の人員削減を計画していると、ブルームバーグ通信やロイター通信が10月11日に報じた。低迷するパソコン市場に対処する必要があり、コストを削減するという。早ければ月内にレイオフ(一時解雇)を発表すると、事情に詳しい関係者は話している。

2016年以来の大規模削減か

関係者によると、販売・マーケティングなどの一部の部門で約20%の人員を削減する可能性があるという。インテルの決算資料によると、同社の2022年7月時点の従業員数は12万8200人。

インテルは主力のパソコン向け半導体事業で苦戦している。22年4~6月期の決算は、4億5400万ドル(約660億円)の最終赤字と、過去10年超で最大の減収を報告した。パソコン向け半導体を中心とする「クライアントコンピューティング」の売上高は、前年同期比25%減の76億6500万ドル(約1兆1200億円)だった。

この時の説明会で同社は、22年の売上高が事前予測を110億ドル(約1兆6100億円)下回るとする見通しを明らかにしていた。パット・ゲルシンガーCEO(最高経営責任者)は、「22年は中核分野の経費を削減し、下半期に追加の措置を講じる」と述べていた。

インテルが大規模な人員削減を実施したのは16年だった。このときは全従業員の11%に相当する約1万2000人を削減した。同社はその後も小規模な人員削減を実施した。19年にはスマートフォン向けモデム事業を米アップルに売却した。ブルームバーグによると、ドローン(小型無人機)事業など複数の部門も閉鎖した。22年に入ると、景気後退への懸念が高まったことから、多くのテクノロジー大手と同じく新規採用を凍結した。

続きを読む
JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「インテルが数千人削減へ、パソコン市場減速で」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: Intel

最新の記事

  • DEI逆風下の米企業、名称変更で取り組み継続 トランプ政権の圧力受け「多様性」や「公平性」の文言削除(2025年06月22日)
  • トランプ氏のiPhone関税、その意図と背景 アップル揺るがす試練、供給網再編・AI戦略・規制対応(2025年06月18日)
  • 米アマゾンの物流拠点で75万台が稼働! 人型ロボットは労災を食い止められるか?(2025年06月18日)
  • 人型ロボット開発競争、中国が米国に先行 テスラやエヌビディアに危機感か 中国自動車大手は既に導入済み(2025年06月15日)
  • グーグル「AIモード」始動、検索の未来はどう変わるか? 対話型で情報提供、支配力維持へ一手 AI回答エンジンで体験一変? グーグルの勝算と広告収益の行方(2025年06月11日)
  • エヌビディアが台湾にAI戦略拠点とスパコン新設、GPUクラウド市場も創設 米中対立下で供給網強化 次世代コンピューティングの未来図提示、アジア技術の集積地で新たな布石(2025年06月10日)
  • エヌビディア、中国市場で逆風か 当局の環境規制が収益に悪影響及ぼす恐れ 中国IT大手に購入抑制を要請(2025年06月08日)
  • エヌビディア、上海に研究開発拠点を計画 米規制下の中国市場で競争力維持狙う AI半導体大手、輸出規制に対応しつつ現地ニーズ取り込みへ(2025年06月06日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント