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アマゾンの「プライムデー」、かつての勢い失ったか

2022年6月28日

米アマゾン・ドット・コムは会員向けの大型セール「プライムデー」を2022年7月12~13日に開催する。広報担当者は「様々なブランドの製品をこれまでで最も安い価格で提供する」と意気込みを示している。資源高などを背景に商品価格の上昇が続く中、負担が増している家計への支援をアピールしたい考えだ。

顧客の平均注文金額が減少

だが、プライムデーの売り上げの伸びはこの数年鈍化しており、かつてのような勢いはなくなったと指摘されている。米ウォール・ストリート・ジャーナルが引用した米調査会社ニューメレーターのデータによると、21年のプライムデーにおける平均注文金額は54.15ドル(約7300円)で、19年の58.77ドル(約7900円)から減少した。21年の商品1点当たり支出額は30.83ドル(約4160円)で、19年の33.88ドル(約4570円)から減少している。

米調査会社インサイダー・インテリジェンスによると、今年の米国におけるプライムデーの売り上げは前年比17%増の77億6000万ドル(約1兆500億円)となる見通し。かつては同約65%の伸びを示したこともあった米国売上高はここに来て減速しているという。

プライムデーの値引率、普段と変わらず

プライムデーは、売り上げが減少する夏場の販売促進策として15年に初めて開催した。19年までは毎年7月に実施していたが、20年は新型コロナの影響で物流網が逼迫したことから10月に開催した。また、21年は6月に前倒しし、米国や日本、英国など約20カ国・地域で実施した。

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JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「アマゾンの「プライムデー」、かつての勢い失ったか」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: Amazon.com

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