株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年10月19日

巨大化止まらぬアマゾン、新たに12.5万人採用

2021年9月16日

米アマゾン・ドット・コムは9月14日、米国の物流拠点で新たに12万5000人の従業員を採用すると明らかにした。対象職種の時給を引き上げ、一部地域では契約時に一時金3000ドル(約33万円)を支払う。労働市場の競争が激化する中、年末商戦に向けて人員を確保し、物流体制を整える狙いだ。

物流施設で時給2000円

同社は2021年に入ってからこれまでに、発送センターや仕分センター、宅配ステーション、地域の空港ハブなど、米国内で250以上の施設を開設した。今後は21年9月だけでもさらに100以上の施設をオープンする計画。新規採用する人員は、これらの施設や退職者の補充に向ける。時給は平均18.32ドル(約2000円)で、最大22.5ドル(約2460円)になるという。

アマゾンは21年4月に米国の従業員50万人以上の時給を最大で3ドル(約330円)引き上げると明らかにしたばかり。翌5月には米国とカナダの物流施設で7万5000人を新規雇用すると発表。この時の入社時一時金は最大1000ドル(約11万円)としていたが、今回はその3倍を用意する。

こうした待遇改善は米労働市場の逼迫が背景にある。米ウォール・ストリート・ジャーナルによると、21年6月の米国求人件数は、前月から約60万件増の約1010万人となり、統計を取り始めた2000年以降で最高を更新。失業者数950万人を上回った。

アマゾンの世界の正社員数は21年6月末時点で133万5000人(期間従業員を除く)。米国ではウォルマートに次ぐ第2位の雇用主となった。アマゾンは翌日・当日配送の拡大に伴い物流施設の新規開設を着々と進めている。アマゾンの新規採用がこのペースで推移すれば、世界従業員数はあと数年でウォルマートを上回る可能性があるとウォール・ストリート・ジャーナルは別の記事で伝えている。

続きを読む
JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「巨大化止まらぬアマゾン、新たに12.5万人採用」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: Amazon.com

最新の記事

  • アマゾン、英国『Fresh』を全店閉鎖 オンライン食料品でシェア拡大へ戦略転換 実店舗事業に見切り、ネット販売へ経営資源を集中(2025年10月16日)
  • OpenAI、米AIインフラへ4000億ドル超 ソフトバンクG・オラクルと計画加速 「スターゲート」具体化、次世代AIの計算資源を確保(2025年10月15日)
  • AIと成長への渇望、世界M&A市場を牽引 ハイテク主導で大型案件続出─不確実性克服 PEマネー流入も(2025年10月13日)
  • テスラの顧客忠誠度が急落、マスク氏の政治姿勢が影響か? – 業界首位から平均レベルへ 顧客流出も加速(2025年10月12日)
  • AI開発で15兆円提携 エヌビディアとオープンAI、「超知能」へ基盤構築 半導体大手の「循環」投資、開発競争は新たな段階へ(2025年10月10日)
  • 揺らぐアメリカの「頭脳集積地」、トランプ大統領の就労ビザ変革、米IT業界に転換迫る 「米国人雇用」の狙い、世界規模で高度人材の流れ変容へ(2025年10月09日)
  • アマゾン、ロボット100万台時代の物流新戦略 AIが導く「人間と機械協働」の現在地(2025年10月09日)
  • アマゾン、出品者に「AI参謀」提供―「エージェント型」が在庫管理から広告制作まで代行、業務のあり方再定義 煩雑な作業を任せ、人は価値創出に集中する新モデル(2025年10月08日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント