株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年5月19日

米国事業が好調なのに利益77%減、Amazon薄利決算の謎に迫る

2017年8月8日

先ごろ米Amazon.comが発表した決算(2017年4~6月期)は売上高が379億6000万ドルで、前年同期に比べ24.8%増加したが、純利益(最終利益)は、わずか1億9700万ドルとなり、同77%減少した。

その主な要因は営業費用がかさんだこと。売上原価の売上高に占める比率は、好調だった昨年10~12月期よりも低い水準に抑えられたものの、配送センターなどの物流にかかる費用や、マーケティング費用が引き続き膨らんだ。とりわけ、次世代の製品/サービスの基盤となるテクノロジー分野への投資と、コンテンツにかかる費用が前年同期から43%増加し、利益を圧迫した。

Amazonはいつも薄利の企業

ただ、Amazonのこうした低い利益率は今に始まったことではない。例えば昨年10~12月期における同社の売上高は437億4000万ドルだったが、その営業利益は12億5500万ドルと、3%未満だった。これと比較するため、米Appleの決算(昨年10~12月期)を見ると、その売上高は783億5100万ドル。営業利益は233億5900万ドルで、営業利益率はほぼ3割とAmazonより1桁多い。

続きを読む
ITpro

本記事は、日経BP社の総合ITサイト「ITpro」向けに弊社が執筆した記事「米国事業が好調なのに利益77%減、Amazon薄利決算の謎に迫る」の一部です。全文は、ITproのサイトにてお読みください。

タグ: Amazon, AWS(Amazon Web Services), Prime, クラウドサービス, 営業利益, 大幅減益, 業績, 決算, 薄利

最新の記事

  • アマゾン、メタ、グーグル「2050年までに原子力発電能力3倍に」支持声明発表、背景に3つの理由(2025年05月18日)
  • YouTube設立20年、世界席巻 収益トップのメディア企業へ 巨大ITの柱に独禁法リスク 企業価値80兆円、ディズニー超え視野 クリエイター経済圏が基盤(2025年05月16日)
  • トランプ政権、インドに電子商取引市場の完全開放要求 関税ちらつかせ交渉圧力 アマゾンなど米大手への「公平な条件」迫る、インド側は警戒(2025年05月15日)
  • ファーウェイ、新型AI半導体「910C」量産へ 対中輸出規制下でエヌビディア製の代替狙う 米中対立が好機、高性能国産チップ供給(2025年05月14日)
  • アマゾンがねらう“低価格帯の覇権” 新EC「アマゾン・ホール」を世界に拡大(2025年05月13日)
  • 中国スマホ市場、シャオミがアップル抜き首位 政府補助金で明暗、米中摩擦に懸念も iPhoneは9%減、7四半期連続の前年割れ(2025年05月13日)
  • 人間超えるAI、実現はいつ? グーグル・ディープマインドCEO「汎用人工知能は5~10年以内に実現」(2025年05月10日)
  • アップルとアマゾンの決算じっくり振り返る:増収増益も迫る関税リスク、供給網・先行き見通しに影(2025年05月10日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント