株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年10月25日

世界を覆う米Amazonの物流事業、陸・海・空すべてに進出

2017年2月3日

米Amazon.comが今年(2017年)はじめに公表した資料によると、同社が外部の小売業者に代わって商品の保管と配送業務などを行うサービス「Fulfillment by Amazon(FBA)」は、その取扱量が飛躍的に増えたという。

このサービスを利用した2016年の世界商品配送個数は20億個を超え、約10億個だった2015年の約2倍の取り扱い量を達成した。またFBAを利用する外部小売業者の数は、2016年に約70%増加。米国外における配送個数は約80%増えた。

現在FBAを利用している小売業者は世界130カ国以上におり、それらの商品は世界185カ国の顧客に販売されているという。そしてAmazonは今後も多くの業者にFBAを利用してもらいたいと考えている。

というのもFBAは、Amazonと小売業者の双方にとって大きなメリットがあると見られているからだ。その仕組みは次のようなものになる。

外部の小売業者は商品をAmazonに登録したのち、Amazonの倉庫に商品を納入することで、それら自社商品を会員制有料プログラム「Prime」の対象にすることができる。

Amazonに商品の注文が入ると、同社が業者に代わり梱包と配送、顧客サポートなどを行う。これにより、顧客は急ぎ便や送料無料サービスといったPrime特典を利用して商品を入手でき、返品などの手続きも容易になる。また外部業者は、Amazonの一般会員よりも商品購入が多いと言われるPrime会員に向けて、自社商品を売りやすくなる。

続きを読む
ITpro

本記事は、日経BP社の総合ITサイト「ITpro」向けに弊社が執筆した記事「世界を覆う米Amazonの物流事業、陸・海・空すべてに進出」の一部です。全文は、ITproのサイトにてお読みください。

タグ: Amazon, Amazon One, Beijing Century Joyo Courier Service(北京世紀卓越快逓服務), Fulfillment by Amazon(FBA), ドローン, ボーイング機, 中国子会社, 海運業, 物流, 自動運転, 貨物航空機, 輸送トラック用配車アプリ, 陸・海・空, 非船舶運航業者(フォワーダー)

最新の記事

  • 米アマゾン、食品PBで攻勢 5ドル以下の新ブランド投入で節約志向層狙う ECの強み生かす商品戦略、巨大な日用品市場でシェア奪取へ(2025年10月23日)
  • 米、対中ハイテク規制に新たな一手 「抜け穴」封じで子会社も禁輸対象に サプライチェーン混乱の懸念も、AI覇権争い一層激化(2025年10月22日)
  • 「ChatGPT」、決済機能導入の影響 AIが変える商品購買プロセス 7億人の利用者を新たな収益源に、小売業界に懸念も(2025年10月21日)
  • AI人材獲得競争、新局面へ 新手法「リバース・アクハイヤー」がシリコンバレー文化侵食する事実!(2025年10月19日)
  • トランプ政権、半導体で新方針か 「国産1対輸入1」報道、国内回帰へ次の一手 関税をテコに供給網の再編加速か、業界に走る期待と懸念(2025年10月17日)
  • アマゾン、英国『Fresh』を全店閉鎖 オンライン食料品でシェア拡大へ戦略転換 実店舗事業に見切り、ネット販売へ経営資源を集中(2025年10月16日)
  • OpenAI、米AIインフラへ4000億ドル超 ソフトバンクG・オラクルと計画加速 「スターゲート」具体化、次世代AIの計算資源を確保(2025年10月15日)
  • AIと成長への渇望、世界M&A市場を牽引 ハイテク主導で大型案件続出─不確実性克服 PEマネー流入も(2025年10月13日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント