米アマゾン・ドット・コムが10月下旬、コーポレート従業員(管理部門など)を中心に約1万4000人の人員削減を発表してから約1カ月が経過した。
この動きは、2022年後半から続く一連の人員削減(累計2万7000人超)の一環であり、同社の31年の歴史において本社機能(コーポレート部門)の人員削減として最大規模となった。
アンディ・ジャシーCEO(最高経営責任者)は、この大規模組織再編の狙いを、パンデミック(世界的大流行)下の過剰雇用の是正というだけでなく、肥大化した組織の「階層を減らし」、官僚主義を排除するためだと説明。
「世界最大のスタートアップ」のように迅速に行動できる組織文化への回帰を急ぐ。
しかし、その内容を分析すると、AI分野での巻き返しを急ぐ同社の焦りと、AI導入の加速がもたらす従業員の深刻な士気低下という、二律背反の課題が浮かび上がる。

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