株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 会社概要
  • 2026年9月19日

ファーウェイ、NVIDIA対抗の新AI半導体「Ascend 910D」開発 米国の対中規制下で自給目指す 先端半導体自国開発へ活路、米中技術覇権の行方は

2025年5月20日

中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)が、AI(人工知能)向け半導体の最新・最高性能モデル「昇騰(Ascend)910D」を開発し、近くテストを開始することが分かった。米半導体大手エヌビディア(NVIDIA)のハイエンド製品に対抗し、米国の厳しい輸出規制下で技術的自立と安定供給を目指している。米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として報じた。英ロイター通信もWSJの記事を引用して伝えた。

新チップ「910D」投入へ、NVIDIA「H100」超え目指す

WSJによると、ファーウェイはAscend 910Dの技術的な実現可能性(フィージビリティ)を検証するため、テストの実施について中国のテクノロジー企業数社に打診している。早ければ2025年5月下旬にも、最初のサンプルチップを用意できる見通しだ。開発目標は、AIの学習(トレーニング)で広く利用されるエヌビディアの半導体「H100」(2022年発売)を超える性能を実現することだ。

開発の背景には、米政府による先端半導体技術の対中輸出規制の強化がある。米政府は中国の技術開発、特に軍事転用につながる進歩を警戒しており、エヌビディアの最新旗艦モデル「B200」や、発売前に輸出が禁止されたH100、ライセンスなしで中国向けに販売できる最先端品だった「H20」など、高性能AI半導体の対中輸出を厳しく制限している。

ファーウェイはこうした規制下で、国内のAI開発企業が必要とする高性能半導体を自前で安定供給することを目指している。米国の規制は、結果的にファーウェイのような中国企業に、市場拡大の機会を与えている。WSJによれば、エヌビディアの「H20」への輸出規制強化を受け、一部の中国顧客は、ファーウェイ製既存半導体である「Ascend 910B」や、量産出荷が計画されている「Ascend 910C」の追加発注を検討している。ファーウェイは2025年に、これらの製品を国有通信企業や、動画投稿アプリ「TikTok」の親会社である北京字節跳動科技(バイトダンス)などに80万基以上出荷する見込みだ。

続きを読む
JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「ファーウェイ、NVIDIA対抗の新AI半導体「Ascend 910D」開発 米国の対中規制下で自給目指す 先端半導体自国開発へ活路、米中技術覇権の行方は」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: NVIDIA, ファーウェイ(華為技術), 中国

最新の記事

  • ジョブズ氏の「熱核戦争」再び、アップル対オープンAI訴訟にみる「ポストスマホ」の覇権争い(2026年09月13日)
  • NVIDIAとスペースX提携が示す次世代の解、「軌道上AI」と「高速推論」へ旋回するインフラ投資 地上の電力制約とエージェント需要が生む、新アーキテクチャーと未踏インフラの統合(2026年09月11日)
  • アマゾン、ドローン配送を全米500都市へ大幅拡大 13年越しの本格始動と即配網統合への課題 最短30分で日用品や食料品などお届け、競合猛追のなか安全性とコスト抑制がカギ(2026年09月10日)
  • 対中AI半導体規制を巡る攻防の深層、中国「限定緩和」と海外クラウド迂回利用の実態 本土規制と開発継続の板挟み、米政府は計算資源アクセスの抜け穴封じを模索(2026年09月09日)
  • アップル、欧州でアプリ手数料を抜本改定 DMA巡る対立の幕引き図る 高収益サービス事業に迫る規制の影、世界的な「包囲網」と収益モデルの転換点(2026年09月08日)
  • マイクロソフトが断行した「選択と集中」、ゲーム部門再編の背景とAI投資シフトの深層(2026年09月06日)
  • アップル、ヒューストンで進める供給網の米国回帰 Mac mini生産と先端製造拠点の深層 トランプ政権との協調で関税リスクを回避、新体制ターナス氏が直面するコストと持続性の課題(2026年09月04日)
  • エヌビディア、対オープンAI財務保証を半減 自社リスク抑制へシフト SBエナジーへの出資と第三者資本活用で試されるAIインフラ金融の持続性(2026年09月03日)

Copyright © 2026 · NewsFront, LLP