株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年7月31日

欧州委、FBとインスタ調査、「ウサギの穴効果」懸念 違反すれば制裁金、最大世界売上高の6%

2024年5月23日

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会はこのほど、米メタのSNS(交流サイト)「Facebook」と画像共有アプリ「Instagram(インスタグラム)」に対する調査を開始すると明らかにした。これらサービスが独自のアルゴリズムを使って子供たちのサービスへの依存的な行動を助長している可能性があると疑っている。巨大IT(情報技術)企業に有害コンテンツなどへの対応強化を義務付ける「デジタルサービス法(DSA)」に違反すると判断されれば、最大で世界売上高の6%の制裁金を科される可能性がある。

「ウサギの穴効果」、問題点とは

欧州委は、FacebookとInstagramのインターフェース設計が、いわゆる「ウサギの穴効果(rabbit-hole effects)」をもたらしているかどうかを調査する。

これは、ネットコンテンツを閲覧している間にユーザーの興味や関心に基づく情報が次々と表示され、容易にやめられなくなる状態を指す。

その由来は、ルイス・キャロル作の児童小説『不思議の国のアリス』とされる。物語の中では、主人公アリスが白ウサギを追いかけて地面にあるウサギの穴に落ち、奇妙で幻想的なワンダーランドへと迷い込む。

SNSにおける「ウサギの穴」の場合、①情報に偏りが生じ、未成年者の関心が狭まる、②本来すべきことに集中できなくなり、時間浪費が増える、③信頼性の低い情報や誤情報に惑わされやすくなる、④常に新しい情報を追いかけることで、不安やストレスを感じやすくなり、メンタルヘルスに悪影響を及ぼす、といったことが問題視されている。

続きを読む
JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「欧州委、FBとインスタ調査、「ウサギの穴効果」懸念 違反すれば制裁金、最大世界売上高の6%」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: Meta

最新の記事

  • アップルCOO交代の深層、「安定」と「変革」で描く次世代への布石 ナンバー2退任の裏側、サプライチェーンとデザインの行方(2025年07月29日)
  • グーグル「AIモード」始動、検索の未来はどう変わるか? 対話型で情報提供、支配力維持へ一手(2025年07月27日)
  • アルファベット、9Q連続増収増益 AIブームでクラウド好調も年間850億ドルの巨額投資へ 検索・動画広告が収益の柱、サブスクも20%の伸び(2025年07月25日)
  • AIが広告業界にもたらす「破壊的変革」、大手トップが語る危機感と未来像 効率化の裏で消費者が抱く懸念、問われる技術との向き合い方(2025年07月24日)
  • AI時代の「新SEO」に商機 脱“グーグル検索”に賭ける新興企業、チャットボット向け最適化で急成長 サイト訪問が「人」から「機械」へ、新たな潮流(2025年07月23日)
  • AI開発「利益優先」の危うさ シリコンバレー巨大テック、安全性・研究軽視か? 専門家警鐘(2025年07月20日)
  • AI人材戦争、メタが号砲 「超知能」へ巨額報酬で獲得攻勢 ザッカーバーグ氏主導で頭脳集め、新部門設立で覇権狙う(2025年07月18日)
  • アマゾン、導入ロボット100万台 物流現場で、AIで革新、人間との協働が新たな段階へ 生成AIで効率1割向上、従業員は高度業務へ転換(2025年07月17日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント