株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年9月12日

Apple Car、自動運転のレベル下げて28年以降発売へ 野心的設計から現実的設計へ戦略転換

2024年1月26日

米アップルが開発中とされる電気自動車(EV)「Apple Car」は発売時期が約2年遅れ、早くとも2028年になる見通しだと、米ブルームバーグが1月23日に報じた。発売時期の延期に加え、搭載する自動運転機能のレベルを落とす。野心的な設計から現実的な設計へと戦略を転換し、市場投入を急ぐねらいだという。

「レベル4」から「レベル2プラス」に引き下げ

アップルは当初計画で、場所の制限なく完全自動運転で走る「レベル5」を搭載したEVを25年に発売することを目指していた。だが、ブルームバーグは22年12月、アップルが技術水準を「レベル4」に下げ、発売目標を26年に変更したと報じた。レベル4は、幹線道路などにおいて一定の条件下で完全自動運転する区分である。

今回の報道によると、アップルは区分をさらに下げ、幹線道路でのハンドルとペダルの操作支援や渋滞時に先行車を自動追従する「レベル2プラス」に切り替える方針だ。この区分での運転主体はドライバーであり、常に操作を引き継げる状態にあることが求められる。米テスラの現行EVに搭載されている運転支援システム「Autopilot(オートパイロット)」に似ているとブルームバーグは報じている。

かつてアップルは、ハンドルもペダルもない自動車を開発することを想定していたが、今はその計画は棚上げされた。緊急時に遠隔で車を制御するリモートコマンドセンターの開設も計画していたが、今回の機能縮小により、当面その必要性もなくなったようだ。

アップルはこの新方針について、欧州の製造パートナーと協議してきた。初期モデルを市場投入した後、レベル4に対応するシステムに改良し、当初の目標に近づける考えだ。

続きを読む
JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「Apple Car、自動運転のレベル下げて28年以降発売へ 野心的設計から現実的設計へ戦略転換」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: Apple

最新の記事

  • 米商務長官の「侮辱」発言が火種:中国、NVIDIA製AIチップ購入抑制 「技術への依存」狙う米国戦略に猛反発、「技術自立」へのジレンマ(2025年09月10日)
  • OpenAIアルトマン氏、AIバブルを警告も、数百兆円規模の投資表明 過熱市場への懸念と未来への確信が交錯(2025年09月09日)
  • ベール脱ぐ「iPhone 17」、インド生産加速 米の対印関税と交錯するサプライチェーン その背景に(2025年09月07日)
  • 米Amazonのワンストップショッピングが完成形へ 「牛乳も家電と同じワンカート」 生鮮品を通常配送網に統合、利便性を武器に年末までに全米2300都市展開(2025年09月05日)
  • AIが広告業界にもたらす「破壊的変革」、大手トップが語る危機感と未来像 問われる技術との向き合い方(2025年09月05日)
  • AI人材獲得競争、新局面へ ビッグテックの自滅的行為がシリコンバレー文化を侵食 一部の成功者を生む新手法「リバース・アクハイヤー」、革新の土壌劣化へ(2025年09月04日)
  • アマゾン、AIの「嘘」見抜く新手法 ショッピングアシスタントや最先端倉庫ロボに応用 「ニューロシンボリックAI」導入、精度向上・コスト削減両立へ(2025年09月03日)
  • ベール脱ぐ「iPhone 17」、インド生産加速 米の対印関税と交錯するサプライチェーン アップル、米中対立回避の動きも、新たな地政学リスクに直面へ(2025年09月02日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント