株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年8月21日

アップル版の生成AI「Apple GPT」、24年登場か? 乗り遅れ懸念、今後注目される2つの分野とは

2023年7月26日

米ブルームバーグ通信はこのほど、米アップルが、米オープンAIや米グーグルなどと競合する生成AI(人工知能)技術の開発を進めていると報じた。一部のエンジニアが「Apple GPT」と呼ぶ、対話AIサービスをすでに作成したという。

アップルの大規模言語モデルとフレームワーク

オープンAIの「Chat(チャット)GPT」や米グーグルの「Bard(バード)」といった生成AIでは、大規模言語モデル(LLM)がその技術の中核を成す。ブルームバーグによれば、アップルは自社のLLM開発に向け、「Ajax(エイジャックス)」と呼ぶ独自フレームワークを構築した。その基盤を用いてApple GPTを作ったという。ただ、同社はまだ、この技術を消費者に提供するための明確な戦略を打ち出していない。

アップルは長年、自社製品にさまざまなAI機能を取り入れてきた。その一方で、生成AIの導入については慎重な姿勢を示している。ティム・クックCEO(最高経営責任者)は23年5月の決算説明会で、「(生成AIには)潜在的な可能性はあるが、解決すべき問題がいくつかある」と述べていた。同氏は、アップル製品にさらに多くのAIを取り入れていくとも述べたが、「非常に慎重な方法で」と付け加えた。また、米ABCテレビのニューストーク番組に出演したクック氏はChatGPTを使用していると明かしたものの、「注意深く見ている」と述べるにとどめた。

アップル、生成AI乗り遅れ懸念

今後スマートフォンなど電子機器の操作方法が大きく変化する可能性があるといわれている。こうしたなか、アップルはその変化の機会を逃してしまうのではないかと懸念しているという。生成AIは人々のスマホやパソコンとのつながり方(インタフェース)を変革させる可能性を持つといわれている。年間3200億ドル(約44兆6700億円)の収益を上げるアップルのハードウエアが、AIの進歩についていくことができなければ、同社の主力事業は打撃を受けることになる。

続きを読む
JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「アップル版の生成AI「Apple GPT」、24年登場か? 乗り遅れ懸念、今後注目される2つの分野とは」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: Apple, 生成AI(人工知能)

最新の記事

  • 米中対立がもたらす世界スマホ市場の地殻変動、中国でファーウェイ首位奪還 米国で「インド製」急増 サプライチェーン再編が加速、メーカー各社の明暗分かれる(2025年08月20日)
  • トランプ政権、AI覇権へ布石 「規制緩和」と「同盟・友好国への輸出」で中国に対抗 「技術流出防止」から「技術支配」へ、安保観を転換(2025年08月19日)
  • アマゾンAI戦略がもたらす生産性と雇用のトレードオフ、「人員削減も示唆」- CEO書簡を読み解く(2025年08月17日)
  • 米中、AI半導体で新たな攻防 NVIDIA製の対中チップで合意直後、中国が「裏口」懸念 米国主導の輸出可否から、中国主導の製品信頼性監視、争点は新段階に(2025年08月15日)
  • 商品ページは「聞く時代」に! アマゾンが進めるAI戦略の最前線(2025年08月15日)
  • ワシントン影響力競争:NVIDIAフアン氏がマスク氏とクック氏を凌駕、新たなキーパーソンに 半導体王、米中対立の狭間で存在感示す テック界の序列に異変(2025年08月14日)
  • グーグル系ウェイモが事業加速、テスラの追随でロボタクシー覇権争いは新局面へ 完全自動運転の実用化レース、米テック大手が火花(2025年08月13日)
  • グーグルのAI検索、米報道機関に衝撃 サイト訪問不要に トラフィック激減で事業モデル転換模索(2025年08月10日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント