株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年9月5日

テスラはいかにして世界的半導体危機を回避したのか

2022年1月6日

米テスラは1月2日、2021年における電気自動車(EV)の年間販売台数が前年比87%増の93万6172台となり、過去最高を更新したと明らかにした。テスラは21年初頭、EV販売が今後数年間、平均50%の伸びで推移するとの見通しを示していたが、21年はこれを大きく上回った。

テスラの伸び突出、上海工場が輸出拠点に

米ウォール・ストリート・ジャーナルによると、21年の年間販売台数は市場予想の89万7000台も上回っている。また、英調査会社のIHSマークイットによると、21年の世界乗用車販売台数は前年比3%増にとどまった。サプライチェーン(供給網)の混乱で多くの自動車メーカーが販売台数を伸ばせない中、テスラの伸びは突出しているという。

テスラの車種別の年間販売台数は小型車「モデル3」と小型SUV「モデルY」の合計が前年比2.1倍の91万1208台。この2車種で、数全体の97%を占めている。一方で、高級セダン「モデルS」と高級SUV「モデルX」の合計は同56%減の2万4964台にとどまった。

21年における全車種の合計生産台数は93万422台だった。クレディスイスの推計によると、このうち半分以上を、19年末に稼働した中国・上海の完成車工場で生産した。テスラは20年10月、同工場で生産したモデル3をドイツやフランス、イタリア、スイスなど欧州10カ国以上に輸出すると明らかにしていたが、上海工場は現在、日本などアジアも含む全世界に向けたテスラの主要輸出拠点になっている。

続きを読む
JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「テスラはいかにして世界的半導体危機を回避したのか」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: テスラ

最新の記事

  • アマゾン、AIの「嘘」見抜く新手法 ショッピングアシスタントや最先端倉庫ロボに応用 「ニューロシンボリックAI」導入、精度向上・コスト削減両立へ(2025年09月03日)
  • ベール脱ぐ「iPhone 17」、インド生産加速 米の対印関税と交錯するサプライチェーン アップル、米中対立回避の動きも、新たな地政学リスクに直面へ(2025年09月02日)
  • 脱”グーグル検索”に賭ける新興企業、チャットボット向け最適化で急成長AI時代の「新SEO」に商機(2025年08月31日)
  • NVIDIA、売上高・純利益過去最高も成長鈍化懸念で株価下落 中国向け販売に先行き不透明感 データセンター事業の伸び悩みと地政学リスクが重荷に(2025年08月29日)
  • AIと成長への渇望、世界のM&A市場を牽引 年初来2.6兆ドル、不確実性乗り越え ハイテク主導で大型案件が続出、PEマネーも再び流入(2025年08月28日)
  • テスラの顧客忠誠度が急落、マスク氏の政治姿勢が影響か 業界首位から平均レベルへ 顧客流出も加速 競合の猛追で支持者離れが浮き彫りに、再起への道筋は?(2025年08月27日)
  • アップル、対米投資1000億ドル上積み 関税免除の「交換条件」か―製造業国内回帰の実態と課題を探る 政権とテック大手の駆け引き、サプライチェーンの行方は(2025年08月26日)
  • テスラが無人運転で描く未来、技術革新で販売不振の打開狙う 逆風下の次世代戦略は配車・共有サービス(2025年08月24日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント