Amazon.co.jp(アマゾンジャパン)は、同社ECサイトの書籍販売で、1冊からでも注文に応じて書籍を印刷、製本して出荷する「プリント・オン・デマンド(POD)」サービスを正式に開始した。当初は洋書を対象にサービスを提供し、順次和書にも拡大する予定。
これにより出版社は絶版本、希少本、特注本、外国語や大活字版などの書籍を、低コストで販売できるようになる。大量部数を印刷して在庫をかかえるリスクと費用を削減し、より多くの消費者に提供することができると、アマゾンは説明する。このほか、海外の出版社も日本への発送と国内での保管などにかかる費用が省けるとしている。
一方読者は、これまで高価で手に入りにくかった書籍や、注文するのに手間がかかった書籍を、手軽に注文できるようになる。2011年4月20日時点でPODサービスの対象になっているのは、ケンブリッジ大学出版局、英Taylor & Francis(テイラー&フランシス)、大英図書館、英Macmillan(マクミラン)、シュプリンガーなどから発行されている60万冊以上。対象書籍はAmazon.co.jpのWebサイトで確認できる。

本記事は、ニフティのニュースサイト「デジタル・トゥディ(Digital Today)」向けに弊社が執筆した記事「Amazon.co.jp、1冊から注文できるオンデマンド印刷サービスを開始」の一部です。全文は、デジタル・トゥディ(Digital Today)のサイトにてお読みください。