2011年における世界の小売ブランドをみると、米国で最も評価が高いのは3年連続で「Walmart(ウォルマート)」、一方でアジアは「UNIQLO(ユニクロ)」がトップとなった。こんな評価結果を、国際的なブランドコンサルティング会社のインターブランドがまとめた。
2008年に世界的な不況の震源地となった米国だが、小売業界は復活の道を歩み始めていると、インターブランドは分析する。特にブランド重視の企業が回復力に優れている。例えば2011年に新しくランクインし、14位となったスーパーマーケットの「Publix(パブリックス)」だ。パブリックスは、消費者がカートを押して通路を進み、食料品を購入する、という従来のスーパーの業態にとどまらず、店舗内で健康診断や抗生剤の無償頒布などを行って顧客との関係作りを成功させ、年々利益を拡大している。
アジア太平洋地域は、消費者がより賢く、知識を増やし、要求も厳しくなっているという。ユニクロは「ヒートテック」などの成功と積極的な海外進出が評価を集め、アジアで1位、オーストラリアなどを含むアジア太平洋地域でも2位に入った。

本記事は、日経BP社の女性向けサイト「日経ウーマンオンライン」向けに弊社が執筆した記事「小売ブランド、アジア1位「ユニクロ」」の一部です。全文は、日経ウーマンオンラインのサイトにてお読みください。