株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年6月29日

アマゾン、大型企業買収で食品小売事業に本格参入 全米10位のスーパーマーケットを傘下に

2017年6月20日

米フロリダ州ノース・マイアミのホールフーズ・マーケットの店舗(2013年5月撮影)。 Photo by Ines Hegedus-Garcia, under CC BY 2.0. この週末、米アマゾン・ドットコムが米高級スーパーマーケットチェーンのホールフーズ・マーケットを買収するというニュースが世界を駆け巡った(アマゾンの発表資料)。

アマゾン史上、最大の買収

 驚いたのは、約140億ドルという買収金額だ。アマゾンはこれまで、ゲームプレイのネット実況を手がけるトゥイッチ・インタラクティブや、アパレルの電子商取引企業ザッポス、倉庫内のロボット配送システムを手がけるキバ・システムズなどを買収しているが、それらの買収金額はいずれも10億ドル未満。今回の買収金額はそれをはるかに上回り、アマゾンの歴史の中で最大規模となる。

 ホールフーズは、米国やカナダ、英国に約460店舗を持ち、売上規模で全米10位のスーパーだ。規模では中堅だが、自然食品などの商品を扱い、ライフスタイル提案型の高級志向店舗を展開し、顧客には高所得者層が多い。

 アマゾンによると、この買収取引には今後、ホールフーズ株主の決議や、当局の承認といったプロセスが必要になるが、今年(2017年)後半には、手続きがすべて完了すると見通し。そしてホールフーズは、その後も、現在の最高経営責任者(CEO)が経営のかじを取り、ブランドも維持されるという。

 一方、アマゾンは、2007年から、生鮮食品の会員制ネット販売「AmazonFresh」を展開しているほか、先ごろは「AmazonFresh Pickup」と呼ぶ食料品の店頭受け取りサービスを始めた。

続きを読む
JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「アマゾン、大型企業買収で食品小売事業に本格参入 全米10位のスーパーマーケットを傘下に」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: Amazon

最新の記事

  • DEI逆風下の米企業、名称変更で取り組み継続 トランプ政権の圧力受け「多様性」や「公平性」の文言削除(2025年06月22日)
  • トランプ氏のiPhone関税、その意図と背景 アップル揺るがす試練、供給網再編・AI戦略・規制対応(2025年06月18日)
  • 米アマゾンの物流拠点で75万台が稼働! 人型ロボットは労災を食い止められるか?(2025年06月18日)
  • 人型ロボット開発競争、中国が米国に先行 テスラやエヌビディアに危機感か 中国自動車大手は既に導入済み(2025年06月15日)
  • グーグル「AIモード」始動、検索の未来はどう変わるか? 対話型で情報提供、支配力維持へ一手 AI回答エンジンで体験一変? グーグルの勝算と広告収益の行方(2025年06月11日)
  • エヌビディアが台湾にAI戦略拠点とスパコン新設、GPUクラウド市場も創設 米中対立下で供給網強化 次世代コンピューティングの未来図提示、アジア技術の集積地で新たな布石(2025年06月10日)
  • エヌビディア、中国市場で逆風か 当局の環境規制が収益に悪影響及ぼす恐れ 中国IT大手に購入抑制を要請(2025年06月08日)
  • エヌビディア、上海に研究開発拠点を計画 米規制下の中国市場で競争力維持狙う AI半導体大手、輸出規制に対応しつつ現地ニーズ取り込みへ(2025年06月06日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント