産業能率大学が上場企業の課長を対象に実施した調査の結果によると、マネジメント業務とプレイヤー業務を兼ねるプレイングマネージャー化が進み、スキルアップや部下育成に手が回らない悩みを抱える課長が増えている。
従業員100人以上の上場企業に勤務し、部下を持つ30歳代〜50歳代の課長600人(女性17人を含む)のうち、ほとんど(99.2%)がマネジメント業務を担いつつプレイヤーとしての仕事も兼ねている。プレイヤー業務が仕事の半分以上を占める課長は48.2%にのぼり、2年前の調査と比べ8.2ポイント増加した。
現在抱えている悩みは、「部下がなかなか育たない」(41.8%)が2年前と比べ12.1ポイント増加し、トップに挙げられた。これに「業務量が多すぎて余裕が無い」(37.3%)が続き、プレイヤー兼務で多くの業務量を抱える中、部下の育成にかける時間が足りない現状がうかがえる。
本記事は、日経BP社の女性向けサイト「日経ウーマンオンライン」向けに弊社が執筆した記事「「課長」の仕事はどう変わってる?」の一部です。全文は、日経ウーマンオンラインのサイトにてお読みください。