ウイルスがつきにくいという印象のある米AppleのMacintosh(Mac)パソコンだが、実際は5台に1台の割合でマルウエア(悪意あるソフトウエア)が潜在している。利用者が気付きにくいのはマルウエアがMacではなくWindowsを狙っているためで、知らぬ間に感染拡大に手を貸している。英Sophos(ソフォス)がこんな分析を発表した。ちなみにMacを狙うマルウエアも36台に1台の割合で感染している。
ソフォスが無料で公開しているウイルス対策ソフト「Sophos Anti-Virus for Mac Home Edition」を入れている10万台のMacについて、7日間分の検査結果を切り出して分析したところ、5台に1台の割合でMacにWindowsを狙うマルウエアが潜在していることが分かった。利用者がMac上でBoot Campなどを使ってWindowsを実行しない限り活動はしないものの、ほかのパソコンへは感染を広げていく。
調査対象となった10万台のMacの中には、2007年に最初に存在を確認したマルウエアを検出したものもあるという。また検出率トップの「Bredo」はスパムにより拡散し、最初に亜種が現れた2009年以降多くの亜種が見つかっている。
本記事は、ニフティのニュースサイト「bizmash!」向けに弊社が執筆した記事「「Macにウイルスなし」は間違い、5台に1台に潜在、Windows感染の踏み台に」の一部です。全文は、bizmash!のサイトにてお読みください。