スマートフォンの出荷台数がついにパソコンを上回ったようだ。英国の市場調査会社カナリスによると、世界における昨年10~12月期のパソコンの出荷台数は1年前から16.3%増の1億2020万台になった。これに対しスマートフォンは同56.6%増の1億5850万台で、パソコンを大きく上回った。
これにより昨年1年間の出荷台数は、パソコンが4億1460万台、スマートフォンが4億8770万台で、両者には7000万台以上の開きが出た。
わすか数年で“ニッチ”から量販製品へ
同社の主席アナリスト兼副社長のクリス・ジョーンズ氏によると「スマートフォンは当初、携帯電話の中の高機能端末という位置付けで一部の人が利用するニッチな端末だった。しかしここ数年で量販製品へと大きく成長し、(スマートフォンは)まさしく大きな転換期を迎えた」。
興味深いのはカナリスという会社が、従来型のパソコンと、米アップルの「アイパッド(iPad)」などのタブレット端末を1つの市場ととらえて調査している点だ。
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