「世界のパソコン市場で米アップルの出荷台数がまもなく米ヒューレット・パッカード(HP)を上回り、業界トップになる」――。こんな市場予測を英国の調査会社、カナリスが発表して話題になっている。
それによると、今年7~9月期にアップルの世界市場シェアはHPに次ぐ2位となった。アップルの出荷台数はその後も伸び続け、この10~12月期にはHPと熾烈な競争を繰り広げ、来年の半ばまでにはHPを追い抜いてトップに浮上する。
マックのシェアは数パーセントのはずだが・・・
ただ、この市場予測に違和感を覚える人も多いことだろう。というのもアップルのパソコン「マック(マッキントッシュ)」の世界市場シェアは長年数パーセント程度で推移しているからだ。
これに対し、HPは常に17%程度で、首位の座を維持している。
別の調査会社、米ガートナーが先頃公表したパソコン市場統計を見ると、今年7~9月期の世界パソコン出荷台数は9180万台だった。
一方アップルが決算発表時に公表した同じ期間のマックの出荷台数は489万台。単純計算するとマックの割合はわずか5.3%。

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「アップルが世界パソコン市場で首位に? まもなくHPを追い抜くと英調査会社が予測」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。