欧州連合(EU)の欧州委員会が11月中旬、世界初の包括的なAI規制とされる「AI法」の一部施行を延期し、実質的に内容を緩和する方針を提案した。2024年8月の同法発効から1年余りでの路線修正となる。
背景には、トランプ米政権からの政治的圧力と、規制がイノベーションを阻害するとの米欧有力企業からの強い反発がある。
欧州委員会は、デジタル分野の規制簡素化策をまとめた「デジタル・オムニバス」案を提示した。
この中で、AI法の施行に関し、企業が規制に対応するための猶予期間を複数導入することを打ち出した。
主要規則の罰則適用を延期
提案の柱となるのは、2026年8月に本格施行が予定されていた主要規則の罰則適用を延期することだ。

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