シンガポールに本部を置く調査会社カナリスがこのほど公表したスマートフォン市場リポートで、米中の地政学的対立が世界のサプライチェーン(供給網)と市場競争の構図を大きく塗り替えている実態が浮き彫りになった。
中国市場では、中国・華為技術(ファーウェイ)が1年3カ月ぶりに首位を奪還。一方、米国市場では関税リスクを背景に、初めてインド製スマホが輸入量のトップを占めた。
【中国市場】補助金効果一巡、ファーウェイが復権
2025年4~6月期の中国スマホ市場は、全体の出荷台数が前年同期比4%減の6780万台と縮小した。
カナリスは、年初の全国的な補助金プログラムによる需要の押し上げ効果が一巡し、その反動が出たことが主な要因だと分析している。
こうした市場環境で、ひときわ存在感を示したのがファーウェイだ。

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