台湾当局は6月中旬、中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)と中国半導体ファウンドリー(受託製造)最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC)を、事実上の禁輸対象となる輸出管理リストに追加した。
米国の対中半導体規制と歩調を合わせ、安全保障上の重要技術が中国へ流出することを防ぐ狙いがある。
米中の技術覇権争いの最前線に立つ台湾が、その姿勢をより鮮明にした形だ。
狙いは米国との連携強化、「抜け穴」封じ
台湾経済部(経済省)国際貿易署は、ファーウェイ、SMICおよびその多くの子会社を「戦略性高科技貨品エンティティリスト」に加えた。
これにより、台湾企業がこれらの企業にリスト掲載品目を輸出する際には、当局の許可が必要となる。英ロイター通信によれば、この措置は「米国の政策との連携をさらに深めるもの」とみられている。

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