株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年6月10日

アップル、中国市場で苦戦 新型iPhone「16e」で巻き返し狙うも課題山積 「ファーウェイの台頭」「AI展開の遅れ」「中国の景気減速」

2025年3月11日

米アップルは中国市場でスマートフォン「iPhone SE」の後継機種を発売し、巻き返しを狙う。かつて中国のスマホ市場でシェアトップを誇っていた同社だが、近年は中国勢の猛追に苦しんでいる。 特に、vivo(ビボ)や華為技術(ファーウェイ)は、低価格で高性能なスマートフォンを投入し、アップルのシェアを奪っている。

こうした状況でアップルは新型iPhone「16e」を市場投入した。その中国における販売価格は4499元(約9万3000円)から、となる。中国政府は2025年1月20日、6000元(約12万4000円)以下のスマホを対象に、販売価格に対し15%(最大500元)の補助金を支給し始めた。すなわち、iPhone 16eはこの補助金の支給対象になる。これにより同社は、より多くの消費者にiPhoneを訴求する狙いだ。

アップル取り巻く事業環境

米調査会社のIDCによると、2024年のビボ、ファーウェイ、アップルのスマホ平均販売価格は、それぞれ、298米ドル、658米ドル、1007米ドルだった。IDCのアナリストは「中国の景気減速により、人々はより安価な選択肢を検討している」と指摘する。

アップルを取り巻く中国の事業環境は厳しいと言われている。米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によれば、中国政府は地場企業、特にファーウェイを積極的に支援している。政府や共産党と関係のある組織からの優先購入契約や補助金の形で、数十億米ドル(数千億円)をファーウェイに投入している。

続きを読む
JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「アップル、中国市場で苦戦 新型iPhone「16e」で巻き返し狙うも課題山積 「ファーウェイの台頭」「AI展開の遅れ」「中国の景気減速」」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: Apple, ファーウェイ(華為技術), 中国

最新の記事

  • エヌビディア、中国市場で逆風か 当局の環境規制が収益に悪影響及ぼす恐れ 中国IT大手に購入抑制を要請(2025年06月08日)
  • エヌビディア、上海に研究開発拠点を計画 米規制下の中国市場で競争力維持狙う AI半導体大手、輸出規制に対応しつつ現地ニーズ取り込みへ(2025年06月06日)
  • AI開発「利益優先」の危うさ シリコンバレー巨大テック、安全性・研究軽視か 専門家警鐘 AI覇権争い暴走の瀬戸際 安全性確保へ業界の自制問われる(2025年06月05日)
  • 米IT大手、サウジとAI大型契約締結 トランプ氏歴訪で巨額投資誘致 NVIDIA・AMDがチップ供給、サウジは「AIハブ」目指す動きを活発化(2025年06月04日)
  • アマゾン傘下の自動運転企業がロボタクシーサービス、テスラとの競争激化へ グーグル系に次ぐ2位狙う(2025年06月03日)
  • 米中関税引き下げ、SHEIN・Temuに猶予期間 デミニミス復活なく根本解決には至らず 在庫補充の好機か、ビジネスモデル転換は継続(2025年06月03日)
  • エヌビディア、AI投資で5000億ドル支出へ 異例の規模で経済界に衝撃 米国内生産を強化(2025年06月01日)
  • エヌビディア、AI需要追い風に売上最高更新 対中輸出規制下でも成長持続 データセンター部門9割弱、純利益は伸び鈍化も高水準維持(2025年05月30日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント