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アップルAIの強み、LLMならぬ大規模“配信”モデル ハイブリッド型アプローチでメタとも提携協議か

2024年7月2日

米アップルと米メタが生成AI(人工知能)技術について提携協議を行っていると米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)などが報じた。AI分野で後れを取っているアップルは、先ごろ米オープンAIの技術をスマートフォン「iPhone」などで利用できるようにすると発表したが、他のAI開発企業とも同様の提携を狙っている。

自社の小規模モデルと他社の大規模モデル

WSJによると、メタは、アップルが先ごろ発表した生成AIサービス「Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)」に、自社のAIモデルを統合することについて、アップルと協議した。メタは23年7月に大規模言語モデル(LLM)「Llama 2」を開発し、24年4月にその次世代版「Llama 3」を公開した。これらの言語モデルを基盤とするAIアシスタント「Meta AI」も手がける。

生成AI分野への参入が遅れていたアップルは、独自の小規模AIモデルを開発してきた。利用者のプライバシー保護を重視する同社は、計算処理を端末側で行い、個人情報が外部サーバーに送信されないような手法で開発を続けてきた。

だが、先ごろ開いた同社の開発者会議「WWDC24」でアップルはオープンAIの対話型AI「Chat(チャット)GPT」との連携を発表した。複雑あるいは特定のタスクについては、端末側ではなく、生成AI企業が開発するLLMで構築された外部システムに接続して処理結果を得るという、ハイブリッド型アプローチを取った。

アップルのソフトウエアエンジニアリング担当上級副社長のクレイグ・フェデリギ氏は「私たちは最高のものから始めたいと考えている。現在、ユーザーにとってChatGPTは最良の選択肢だ」と説明した。一方、同氏は「将来的には、米グーグルの生成AIモデル「Gemini(ジェミニ)」との統合を楽しみにしている」とも述べ、複数のAI企業との連携に意欲を示した。

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JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「アップルAIの強み、LLMならぬ大規模“配信”モデル ハイブリッド型アプローチでメタとも提携協議か」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: Apple

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