株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年8月11日

TikTok、米で児童プライバシー保護法違反か FTCが違反認定発表、米で広がる若年層保護の動き

2024年6月25日

米連邦取引委員会(FTC)はこのほど、中国発の動画投稿アプリ「TikTok」が米国の児童オンラインプライバシー保護法(COPPA)に違反したと明らかにした。FTCは米司法省に訴訟提起の判断を委ねた。TikTokは今後、是正措置を求められる可能性がある。

過去にCOPPA違反で米政府と和解

FTCによると、TikTokが過去に米政府と合意した法令順守の状況を調査していた過程で、新たな違反が見つかった。ただ、違反の詳細については明らかにしていない。FTCはCOPPAの執行権限を持つ司法省に調査結果を報告しており、司法省は近く提訴するかどうかを判断する。

FTCは2019年にもTikTokがCOPPAに違反したと判断した経緯がある。親会社の中国・北京字節跳動科技(バイトダンス)は16年にTikTokの前身となったアプリ「抖音(Douyin)」を立ち上げた。同社は17年9月に抖音の国際版であるTikTokを立ち上げ、同11月に当時米国でも多くの利用者を抱えていた中国の動画投稿アプリ「Musical.ly(ミュージカリー)」を買収。18年8月にTikTokとMusical.lyを統合し米国利用者数を一気に増やした。

しかし、FTCは当時、このMusical.lyの商慣習を問題視した。児童がアプリを利用していることを認識しながら、保護者の同意を得ずに利用者のデータを収集したと指摘。19年、TikTokは児童プライバシー保護法違反として当時の最高額だった570万ドル(当時の為替レートで約6億2700万円)を支払うことで和解した。

続きを読む
JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「TikTok、米で児童プライバシー保護法違反か FTCが違反認定発表、米で広がる若年層保護の動き」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

最新の記事

  • トランプ政権、ペンシルベニア州にAI一大拠点構想 総額900億ドル規模、国家戦略で中国に対抗 豊富なエネルギーで先端技術を誘致、「鉄の街」から転換(2025年08月07日)
  • NVIDIA、対中AIチップ販売再開 電撃合意の裏にCEOの直談判と米中双方の思惑 フアン氏の説得が奏功、半導体規制緩和で巨大市場へ復帰(2025年08月06日)
  • 米IT大手決算、「iPhone需要」と「クラウド成長」に潜む死角 アップル・アマゾンは増収増益も、市場はAI戦略や競争激化に懸念(2025年08月05日)
  • アマゾン「アレクサ」再起への正念場、元MS幹部がAIで事業再建へ 進化なき10年に終止符か(2025年08月03日)
  • 米IT大手、AI投資で収益拡大 マイクロソフトとメタ、そろって大幅増収増益 クラウドと広告、本業が巨額支出を支える構図くっきり(2025年08月01日)
  • xAIの「Grok 4」、回答にマスク氏の見解を色濃く反映する傾向 中立性に新たな火種 「左派的偏向」の修正が裏目、創業者への“忖度”という根源的な問題に(2025年07月31日)
  • 米政府、中国製AIの「思想的偏向」を“極秘”調査 共産党見解に同調と結論 検閲強化も確認、結果公表で警鐘も(2025年07月30日)
  • アップルCOO交代の深層、「安定」と「変革」で描く次世代への布石 ナンバー2退任の裏側、サプライチェーンとデザインの行方(2025年07月29日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント