株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年6月17日

主力iPhone不振のアップル、投資家がAIに期待 生成AIで需要喚起、10年前の再来なるか

2024年5月9日

米アップルの主力製品であるスマートフォン「iPhone」の販売が芳しくない。こうしたなか、投資家はアップルがまもなく発表するとみられるiPhoneのAI(人工知能)機能に期待を寄せている。アップルは10年前に製品デザインを大幅刷新して需要喚起したが、同様のことが再び起きるのではないかと期待が高まっている。

iPhone事業10%減収、中国事業8%減収

アップルが先ごろ明らかにした2024年1~3月期のiPhone売上高は、前年同期比10%減の459億6300万ドル(約7兆300億円)だった。同社にとって3番目に大きな市場である中華圏(香港と台湾)の売上高は8%減少した。

24年1~3月期におけるアップルの売上高は、907億5300万ドル(約13兆8800億円)だった。つまり、iPhoneは全社売上高の50.6%を占める。このことを考えるとiPhoneの販売不振は軽視できない問題だと米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は報じている。

加えて、スマホ市場は成熟市場である。1台1000ドル(15万3000円)を超える高額な電子機器は消費者にとって負担が大きく、最近は同じスマホを長く使い続ける人が増えている。また、現行の「iPhone 15」シリーズはヒット商品とは言い難く、アップルにとって厳しい買い替えサイクルが続く可能性が高い。24年9月30日が期末の24会計年度におけるiPhoneの販売台数は前年度に続いて減少するとアナリストらはみている。

ただ、このことは同時に次期iPhoneへの期待が高まっていることも意味する。アップルが24年9月に発表する新型iPhone、あるいは24年6月の開発者会議「WWDC」で発表される次期OS(オペレーティングシステム)では、生成AIが導入されるとみられる。

続きを読む
JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「主力iPhone不振のアップル、投資家がAIに期待 生成AIで需要喚起、10年前の再来なるか」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: Apple

最新の記事

  • 人型ロボット開発競争、中国が米国に先行 テスラやエヌビディアに危機感か 中国自動車大手は既に導入済み(2025年06月15日)
  • グーグル「AIモード」始動、検索の未来はどう変わるか? 対話型で情報提供、支配力維持へ一手 AI回答エンジンで体験一変? グーグルの勝算と広告収益の行方(2025年06月11日)
  • エヌビディアが台湾にAI戦略拠点とスパコン新設、GPUクラウド市場も創設 米中対立下で供給網強化 次世代コンピューティングの未来図提示、アジア技術の集積地で新たな布石(2025年06月10日)
  • エヌビディア、中国市場で逆風か 当局の環境規制が収益に悪影響及ぼす恐れ 中国IT大手に購入抑制を要請(2025年06月08日)
  • エヌビディア、上海に研究開発拠点を計画 米規制下の中国市場で競争力維持狙う AI半導体大手、輸出規制に対応しつつ現地ニーズ取り込みへ(2025年06月06日)
  • AI開発「利益優先」の危うさ シリコンバレー巨大テック、安全性・研究軽視か 専門家警鐘 AI覇権争い暴走の瀬戸際 安全性確保へ業界の自制問われる(2025年06月05日)
  • 米IT大手、サウジとAI大型契約締結 トランプ氏歴訪で巨額投資誘致 NVIDIA・AMDがチップ供給、サウジは「AIハブ」目指す動きを活発化(2025年06月04日)
  • アマゾン傘下の自動運転企業がロボタクシーサービス、テスラとの競争激化へ グーグル系に次ぐ2位狙う(2025年06月03日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント