株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2023年6月5日

22年の半導体消費、アップルが4年連続首位

2023年3月3日

米調査会社のガートナーによると、2022年の世界主要電子機器メーカー上位10社による半導体購入額は前年比7.6%減の2240億1400万米ドル(約30兆5900億円)だった。22年は世界的なインフレと景気後退への懸念の影響で、パソコンとスマートフォンの需要が急激に弱まった。世界の半導体消費全体に占める電子機器メーカー上位10社の購入額比率は37.2%となり、前年の40.7%から縮小した。

消費者需要の落ち込みで生産と出荷抑制

ガートナーによると、半導体購入企業上位10社の多くはパソコン/スマホの主要メーカーである。「これら電子機器に対する消費者の需要が急激に落ち込んだため、上位10社は生産台数と出荷台数を増やすことができなかった」とガートナーのアナリスト兼シニアディレクターの山地正恒氏は述べている。

上位10社は1位から、米アップル、韓国サムスン電子、中国レノボ、米デル・テクノロジーズ、中国・歩歩高(BBK)、中国・小米(シャオミ)、中国・華為技術(ファーウェイ)、米HP、ソニーグループ(ソニーG)、台湾・鴻海精密工業(ホンハイ)の順。

アップル2.6%減、サムスン2.2%増

アップルの購入金額は前年比2.6%減の670億5600万(約9兆1600億円)。同社は4年連続で半導体購入企業のトップを維持した。アップルは自社設計のアプリケーションプロセッサー(AP)への移行を進めており、APを含むマイクロプロセッサー(MPU)の購入金額が同11.7%減少した。その一方でメモリー以外の半導体への支出額は同2.8%増えた。

続きを読む
JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「22年の半導体消費、アップルが4年連続首位」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: Apple

最新の記事

  • AIに「核戦争と同じ滅亡リスク」、テック幹部ら警鐘 オープンAIやグーグルの幹部ら350人超が共同声明(2023年06月02日)
  • 生成AIブームに危機、高性能半導体が品不足 カギ握るのはエヌビディアの画像処理半導体(2023年06月01日)
  • 米テック大手のリストラ、偽情報対策を困難に Meta、Twitter、Googleなど、信頼・安全・倫理部門で人員削減(2023年05月31日)
  • Google、サムスンへの検索エンジン提供を継続 Galaxy、マイクロソフト「Bing」への変更検討を中止(2023年05月30日)
  • Apple、米国製造後押し 背景に米中「半導体戦争」 米ブロードコムと数十億ドル規模の複数年契約(2023年05月26日)
  • 生成AIブーム、なぜAppleは参加しないのか? クックCEO「慎重かつ思慮深く」(2023年05月25日)
  • Apple、ChatGPTの社内利用を制限 情報漏えい懸念 クックCEO直属部下、大規模言語モデルの開発を指揮(2023年05月24日)
  • アマゾン上級副社長「当社は生成AIの最前線」 AIアシスタント「Alexa」の大規模言語モデル新版開発中(2023年05月23日)

Copyright © 2023 · 株式会社ニューズフロント