株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年6月16日

中国全土の「ゼロコロナ」抗議がAppleに及ぼす影響

2022年12月1日

米アップルにとって短期的な問題は、新製品「iPhone 14」シリーズ上位モデルの供給不足だ。一方で、同社にとって長期的な問題は、より幅広い顧客層に向けたアップル全製品の供給不足リスクだと、米ウォール・ストリート・ジャーナルが報じている。

鄭州工場の抗議行動、いまや複数都市で

アップルは2022年11月6日、中国鄭州市のiPhone工場で起きた従業員の集団脱出騒動を受け、「中国政府の厳格なゼロコロナ政策により組立工場で一時的に影響があった」とし、上位モデルの「14 Pro」と「14 Pro Max」の出荷が遅れると明らかにした。その後の22年11月22~23日には、新たに雇った新人工員の不満が噴出し、大規模な抗議活動が起きた。これにより同工場では2万人以上の従業員が離職したと伝えられている。

実際にアップルのオンラインストアをのぞいてみると、普及モデルの「iPhone 14」と「14 Plus」は「在庫あり」と表示されるのに対し、14 Proと14 Pro Maxの出荷日は「5~6週間」となっている。

だが、抗議活動は今や鄭州のiPhone工場にとどまらず、上海や北京など中国のあちこちに広がっており、状況は悪化の一途をたどっている。デモ参加者は「白紙」を掲げて政府への反意を表明。習近平(シー・ジンピン)国家主席体制に対する批判スローガンも公然と叫ばれている。当局がデモの阻止に向けた対策を本格化したとも報じられているが、いまだ着地点は見えず影響は同国で事業展開する外国企業にも広がっている。

続きを読む
JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「中国全土の「ゼロコロナ」抗議がAppleに及ぼす影響」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: Apple, 中国

最新の記事

  • グーグル「AIモード」始動、検索の未来はどう変わるか? 対話型で情報提供、支配力維持へ一手 AI回答エンジンで体験一変? グーグルの勝算と広告収益の行方(2025年06月11日)
  • エヌビディアが台湾にAI戦略拠点とスパコン新設、GPUクラウド市場も創設 米中対立下で供給網強化 次世代コンピューティングの未来図提示、アジア技術の集積地で新たな布石(2025年06月10日)
  • エヌビディア、中国市場で逆風か 当局の環境規制が収益に悪影響及ぼす恐れ 中国IT大手に購入抑制を要請(2025年06月08日)
  • エヌビディア、上海に研究開発拠点を計画 米規制下の中国市場で競争力維持狙う AI半導体大手、輸出規制に対応しつつ現地ニーズ取り込みへ(2025年06月06日)
  • AI開発「利益優先」の危うさ シリコンバレー巨大テック、安全性・研究軽視か 専門家警鐘 AI覇権争い暴走の瀬戸際 安全性確保へ業界の自制問われる(2025年06月05日)
  • 米IT大手、サウジとAI大型契約締結 トランプ氏歴訪で巨額投資誘致 NVIDIA・AMDがチップ供給、サウジは「AIハブ」目指す動きを活発化(2025年06月04日)
  • アマゾン傘下の自動運転企業がロボタクシーサービス、テスラとの競争激化へ グーグル系に次ぐ2位狙う(2025年06月03日)
  • 米中関税引き下げ、SHEIN・Temuに猶予期間 デミニミス復活なく根本解決には至らず 在庫補充の好機か、ビジネスモデル転換は継続(2025年06月03日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント