株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2023年10月4日

アップル、ドイツで半導体開発強化 内製化加速 3年間で1300億円投資 欧州最大の通信R&D拠点に

2021年3月12日

米アップルは3月10日、ドイツ南部ミュンヘンで半導体開発を強化すると明らかにした。今後3年間で10億ユーロ(約1300億円)超を投じ、高速通信規格「5G」などに対応した移動無線通信の半導体やソフトウエアを研究開発する。

3万平方メートルの研究開発施設

アップルは2020年に初の自社開発のプロセッサーを搭載したパソコン「Mac」を発売しており、半導体の内製化を進めている。今回の動きはこの施策を加速する狙いがあるようだと米メディアは伝えている。

ミュンヘンはアップルにとって欧州最大の技術開発拠点。同市にある7つの施設で、世界40カ国の技術者約1500人を雇っており、電源管理チップやアプリケーション・プロセッサー、無線技術などを開発している。

これらの技術者が開発したカスタムチップは、同社製品の性能向上や低消費電力化に生かされているという。スマートフォン「iPhone」やタブレット端末「iPad」、腕時計型端末「Apple Watch」、アップルの独自SoC(システム・オン・チップ)「M1」を搭載したMacなどに採用されている。

今後はミュンヘン市内中心部に3万平方メートルの研究開発施設を開設し、数百人を新規採用する。ミュンヘンを「ヨーロッパ・シリコン・デザインセンター」と位置付け、同社にとって欧州最大の移動無線通信半導体とソフトウエアのR&D拠点にするという。

続きを読む
JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「アップル、ドイツで半導体開発強化 内製化加速 3年間で1300億円投資 欧州最大の通信R&D拠点に」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: Apple

最新の記事

  • NVIDIAのAI半導体、供給体制に改善の兆し シェア7割、生成AIブームで需給逼迫(2023年10月03日)
  • FTC、Amazonに対する4件目の訴訟、今度は独禁法違反 出品者への圧力が問題か、アマゾンは反論(2023年09月29日)
  • Amazon、生成AIで方針転換 新興企業に最大40億ドル マイクロソフトやグーグルに対抗(2023年09月28日)
  • iPhone 15、中国とインドで好調なスタート 低迷する世界スマホ市場の懸念払拭できるか?(2023年09月27日)
  • アップルがiPhoneに自前通信チップを搭載しない理由 クックCEO、2018年に通信半導体の設計・製造を指示(2023年09月26日)
  • 中国・華為がスマホ市場で復活 Appleへの脅威に 米政府の対中規制下、高性能半導体を自国生産(2023年09月22日)
  • Googleが生成AIでクラウド強化、支えるNVIDIAとTSMCは対中規制などに直面(2023年09月21日)
  • Amazon、次の大ヒットは何なのか? 模索続く 成功に導いた3本の柱に次ぐ「第4の柱」(2023年09月21日)

Copyright © 2023 · 株式会社ニューズフロント