株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年8月28日

Apple Musicをテコ入れか、音楽認識の英社を買収 競争激化の音楽配信サービスは新たな展開へ

2017年12月13日

米アップルが、音楽認識アプリ「Shazam(シャザム)」を手がける、英シャザム・エンターテインメントを買収することが明らかになった。12月10日に、さまざまな海外メディアがこの買収に関する観測を伝えていたが、11日になって、アップルが認めた。アップルが企業買収について明かすことは少なく、今回のメディア取材への対応は異例のようだ。

Shazamの利用者数は10億人

Shazamは、街角で流れている音楽や、テレビなどで流れる音楽を聞き取り、それがどんな楽曲なのかを認識し、教えてくれるアプリ。アプリ内では、認識結果に基づき、YouTube動画から同じ楽曲を探して表示したり、アップルなどの音楽サービスで、再生したり、購入したりできる。

アップルはシャザムと、アップル製機器に備わる音声アシスタントサービス「Siri」でも連携している。この場合、利用者は、Shazamアプリを使わなくてもよい。Siriを起動し、「この曲は何?」と尋ねる。するとSiriが「もう少し聞かせてください」などと返事をしたあと、5秒ほどで楽曲名、歌手名、画像を表示。これに合わせ、「iTunes」や「ミュージック」などの音楽アプリを立ち上げ、同社の音楽配信サービス「Apple Music」で聴けるようにする。

シャザムが英国でこの音楽認識サービスを始めたのは2002年。当初、利用者は携帯電話でシャザムの専用番号に電話をかけ、楽曲を聞かせて認識してもらい、その結果をテキストメッセージで受け取っていた。

同社は2004年に米国でもサービスを始めたが、この時点でまだ利用者は少なかった。それがブレークしたのは、アップルが初代iPhoneを発売した翌年の2008年。この年、シャザムがスマートフォン向けのアプリを開発して公開すると、利用者は右肩上がりで伸びていった。

続きを読む
JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「Apple Musicをテコ入れか、音楽認識の英社を買収 競争激化の音楽配信サービスは新たな展開へ」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

最新の記事

  • アップル、対米投資1000億ドル上積み 関税免除の「交換条件」か―製造業国内回帰の実態と課題を探る 政権とテック大手の駆け引き、サプライチェーンの行方は(2025年08月26日)
  • テスラが無人運転で描く未来、技術革新で販売不振の打開狙う 逆風下の次世代戦略は配車・共有サービス(2025年08月24日)
  • 米AIチップ対中輸出にトランプ流「15%ディール」の衝撃 安保と歳入の危うい取引、次世代品も射程か 半導体大手に異例の「上納金」、取引重視政策が呼ぶ波紋(2025年08月22日)
  • アップルが中国で初の店舗閉鎖、販売網の最適化と供給網の再編加速 巨大市場との関係は新段階へ ファーウェイ復活と消費減速、2つの逆風下に(2025年08月21日)
  • 米中対立がもたらす世界スマホ市場の地殻変動、中国でファーウェイ首位奪還 米国で「インド製」急増 サプライチェーン再編が加速、メーカー各社の明暗分かれる(2025年08月20日)
  • トランプ政権、AI覇権へ布石 「規制緩和」と「同盟・友好国への輸出」で中国に対抗 「技術流出防止」から「技術支配」へ、安保観を転換(2025年08月19日)
  • アマゾンAI戦略がもたらす生産性と雇用のトレードオフ、「人員削減も示唆」- CEO書簡を読み解く(2025年08月17日)
  • 米中、AI半導体で新たな攻防 NVIDIA製の対中チップで合意直後、中国が「裏口」懸念 米国主導の輸出可否から、中国主導の製品信頼性監視、争点は新段階に(2025年08月15日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント