米アップルは今月9日、中国・遼寧省大連市の直営店「Apple Store」を1つ閉鎖した。2008年に同国で最初の直営店を開設して以来、店舗閉鎖に至るのはこれが初めてだ。
アップル側は、入居する商業施設のテナント流出を理由に挙げるが、この動きは単なる一店舗の統廃合にとどまらない。
背景には、消費マインドの冷え込みという市場の大きな転換点と、激しさを増す中国国内ブランドとの競争がある。
現地ブランドとの熾烈な販売競争
閉鎖したのは、大連市の商業施設「百年城(パークランド・モール)」内の店舗。
米ブルームバーグ通信などによると、このモールでは近年、コーチ(COACH)やヒューゴ・ボス(HUGO BOSS)といった海外ブランドの撤退が相次ぎ、運営会社も変わるなど、苦戦が伝えられていた。

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「アップルが中国で初の店舗閉鎖、販売網の最適化と供給網の再編加速 巨大市場との関係は新段階へ ファーウェイ復活と消費減速、2つの逆風下に」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。