英国政府が国家公務員の業務効率化を目指して実施したAIツールの試験運用で、職員1人当たり年平均2週間分の作業時間を節約できたことが、先頃公表された政府調査で明らかになった。
スターマー政権は、AI導入を公共部門近代化の柱と位置づけ、大幅な経費削減を目指す方針だが、専門家からは技術的な課題や公的業務への適性について懸念も示されている。
マイクロソフト「Copilot」で成果
この調査は、英国の国家公務員2万人以上を対象に3カ月間実施されたもので、米マイクロソフトのAIアシスタント「Copilot(コパイロット)」などが使用された。
主な目的は、文書作成、長文メールの要約、報告書作成といった日常的な行政事務におけるAIの有効性を検証することにあった。
調査によると、Copilotを利用した職員は1日当たり平均26分の時間を節約できた。これは年換算すると約2週間分(1日8時間労働で約80時間)に相当する。

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