[1]アマゾン、家庭用ロボットの開発を加速
米アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)は音声命令によって家の中を移動するロボットの開発に力を注いでいる。米ブルームバーグが2019年7月12日、報じた。シリコンバレーにあるハードウエア研究開発施設「Lab126」で製作している試作機は人の腰ほどの高さがある。一連のカメラと画像認識システムを搭載し、車輪を使って移動するという。コードネームで「ベスタ(Vesta)」と呼ぶ、AIアシスタント「アレクサ」搭載の家庭用ロボットについては2018年4月ごろから報じられていた。関係者によると当初は2019年内の発表を目指していたが、2020年以降にずれ込む可能性がある。量産体制が整わないためだという。
[2]EUがクアルコムに制裁金、3Gチップを原価割れで販売
欧州連合(EU)の欧州委員会は米クアルコム(Qualcomm)がEU競争法(独占禁止法)に違反したとして2億4200万ユーロの制裁金を科した。2019年7月18日、明らかにした。2009年から2011年にかけて市場支配的地位を乱用し、競合を締め出す目的で3G(第3世代移動通信システム)のチップセットを原価割れの価格で販売したという。競争政策担当のマルグレーテ・ベステアー委員は声明で「技術革新と市場競争を阻害し、消費者の選択肢を狭める行為だ」と述べた。

本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「家庭用ロボの開発急ぐアマゾン、5Gの期待かかるクアルコムに逆風」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。